こんにちは。シュンです。
「TOEICの勉強を始めたいけど、英単語がなかなか覚えられない…」
「単語帳を買ったものの、すぐに挫折してしまう」
「効率的な英単語の覚え方を知りたい」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、私もTOEIC初心者の頃は同じような悩みを持っていました。単語帳を何冊も買っては途中で諦めてしまい、「自分には英語の才能がないのかも…」と落ち込んだこともありました。
でも安心してください。正しい覚え方を知れば、誰でも効率よく英単語を身につけることができるんです。実際に、TOEIC対策に特化した単語の覚え方を理解することで、単語を覚える速度は3倍や4倍になることも…という研究結果もあるほどです。
この記事では、TOEIC初心者でも挫折しない英単語の覚え方を7つのステップで詳しく解説します。科学的根拠に基づいた方法なので、きっとあなたの英語学習に役立つはずです。
なぜTOEIC初心者は英単語学習で挫折するのか?
よくある3つの失敗パターン
まず、多くの初心者が陥りがちな失敗パターンを見てみましょう。
1. 完璧主義の罠
「全部覚えなければ!」と意気込んで、1つの単語に10分も15分もかけてしまう方がいます。しかし、これは効率が悪く、結果的に挫折の原因となってしまいます。
2. 一度覚えて満足してしまう
一度覚えたと思って次に進んでしまい、復習を怠ってしまうパターンです。人間の記憶は忘れるようにできているので、復習なしでは定着しません。
3. 自分のレベルに合わない教材を選ぶ
自分のレベルより高すぎると勉強に挫折しやすく、低すぎるとより高得点を狙うことができなくなります。背伸びをしすぎて難しい単語帳を選んでしまうケースが多く見られます。
TOEIC単語学習の本質を理解しよう
TOEICに備えて英単語を勉強する場合は、必要な英単語にしぼって、日本語訳ができる程度に覚えればよいのです。
つまり、TOEICで求められるのは:
– 英語を見て日本語の意味がわかること
– 英語を聞いて日本語の意味がわかること
英作文やスピーキングがないTOEICでは、和訳ができれば十分なのです。この点を理解すると、学習の負担がぐっと軽くなりますよね。
TOEIC初心者が知っておくべき単語学習の基礎知識
目標スコア別の必要単語数
600点:5,000語、730点:8,000語、850点:10,000語と言われています。もちろん、ここには中学校で学んで来たような基本単語も含みます。
初心者の方はまず600点を目標にして、5,000語の習得を目指しましょう。中学・高校で学んだ基本単語が約4,000語なので、実質的には1,000語程度の追加学習で達成可能です。
TOEICに特化した単語学習のメリット
TOEICは出題傾向が明確で、頻出単語がある程度決まっています。TOEICで覚えるべき単語はたくさんあるように思いますが、頻出単語に絞って覚えることで、できるだけ時間をかけずに単語を覚えられますよ!
これは初心者にとって大きなメリットです。闇雲に単語を覚えるより、TOEIC頻出単語に特化することで効率的にスコアアップが期待できます。
挫折しない英単語の覚え方7ステップ
それでは、科学的根拠に基づいた効率的な英単語の覚え方を7つのステップで詳しく解説していきます。
ステップ1:自分のレベルに合った単語帳を選ぶ
現在のスコア別おすすめ単語帳
– 400点未満の方:「銀のフレーズ」
TOEIC400点以下の英語力しか持っていない場合は、銀のフレーズがおすすめです。銀のフレーズには、TOEIC600点を目指すために必要な英単語が1000語収録されています
– 400点以上の方:「金のフレーズ」
TOEIC400点以上の英語力を持っているのであれば、金のフレーズがおすすめです。金のフレーズには、TOEIC頻出単語が1000単語、目標スコア別に収録されています
単語帳選びで最も重要なのは、音声付きのものを選ぶことです。英単語を覚えるためには発音を正しく理解することが大切です。発音の勉強用にCDまたは音声ダウンロード機能が付いた単語帳を選びましょう
ステップ2:100単語ずつのブロックに分けて学習する
まずは100単語分の和訳を可能な限り覚えましょう。コツは、1つの単語に時間をかけないことです。1つの単語にかける時間は長くても30秒程度で、すぐに次の単語に進みます
具体的な進め方:
1. 1-100番目の単語を30秒ずつ見て覚える
2. 覚えられなくても気にせず次に進む
3. 100単語を一通り見終えたら、テストをする
4. 覚えられていない単語にチェックをつける
この方法の効果は科学的にも証明されており、完璧を求めすぎないことが継続の秘訣です。
ステップ3:視覚と聴覚を組み合わせた学習
脳のほとんどは「視覚」で認識していることになります。ということは、英単語は視覚と聴覚をうまく連動させることが重要です
効果的な学習手順:
1. 見る:単語のスペルと意味を確認
2. 聞く:音声を再生して発音を確認
3. 読む:自分で発音してみる
4. 書く:手を動かして記憶を強化(必要に応じて)
ただし、書くことに時間をかけすぎないよう注意してください。TOEICでは書く能力は測定されないため、優先度は低めです。
ステップ4:忘却曲線を活用した復習スケジュール
エビングハウスの忘却曲線に沿った形で繰り返し覚えることが記憶定着の鍵です。
理想的な復習スケジュール:
– 1日後:覚えた単語の50%を忘れる
– 1週間後:77%を忘れる
– 1ヶ月後:79%を忘れる
これを防ぐための復習タイミング:
1. 学習当日の夜
2. 翌日
3. 3日後
4. 1週間後
5. 2週間後
6. 1ヶ月後
このスケジュールに従って復習することで、長期記憶に定着させることができます。
ステップ5:例文とセットで覚える
単語帳に例文がついている場合は、英語の例文にも目を通しましょう。単語だけでなく例文で覚えることで、合わせて使う助詞やよく使う場面がイメージしやすくなり、単語の使い方が覚えやすくなります
例文学習のメリット:
– 単語の使い方がわかる
– 文脈で理解できるため忘れにくい
– リーディング力も同時に向上
例文は暗記する必要はありません。「こんな風に使うんだな」という感覚を掴むことが大切です。
ステップ6:スキマ時間を最大限活用する
電車に乗っている通勤時間や、学校・仕事の休み時間などの少しの時間でも、単語を覚えたり英語の音声を聞いたりすることは可能です
効果的なスキマ時間活用法:
– 通勤電車:単語帳の音声を聞く
– 休憩時間:スマホアプリで単語チェック
– 待ち時間:前日覚えた単語の復習
– 就寝前:その日学んだ単語の最終確認
毎日少しずつ英語に触れることが、スコアアップにつながるでしょう。継続は力なり、という言葉通りです。
ステップ7:定期的な成果確認とモチベーション維持
学習の進捗を可視化することで、モチベーションを維持できます。
おすすめの進捗管理方法:
1. 週次テスト:100単語ずつのミニテストを実施
2. 月次チェック:覚えた単語数の記録
3. アプリ活用:学習時間や正答率の確認
4. 仲間作り:同じ目標を持つ人との情報交換
やることを1つだけに絞るのであれば、「単語強化」をおすすめします。英単語は、リーディング・リスニングいずれのセクションにおいても、ベースとなる重要な要素です
初心者におすすめの学習ツールと教材
必携の単語帳3選
1. TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
– 対象:TOEIC400-600点
– 特徴:基礎から着実にステップアップ
– 価格:979円(税込)
2. TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
– 対象:TOEIC500点以上
– 特徴:圧倒的な支持率を誇る定番教材
– 価格:979円(税込)
3. 公式TOEIC Listening & Reading ボキャブラリーブック
過去のテストから厳選された1,000語が収録されています。全ての単語に実際の試験で使われた例文がついているため、本番に近い形で学習できるのがポイントです
効果的な学習アプリ3選
1. mikan
TOEIC®テストの単語に特化したアプリで、スコア600点・730点・860点レベルの単語が収録されており、スコアアップを目指したい人や単語を覚えるのが苦手な人におすすめです
2. abceed
400冊以上の教材がアプリ内で使い放題となります。このアプリ1つで人気の教材である「金フレ」や「出る1000」も学習できるため、有料であっても非常にコストパフォーマンスが高いと感じました
3. Santa TOEIC
AIが個別カリキュラムを組んでくれるから、学習内容を迷わず進められる!
音声学習の重要性
TOEICリスニングパートでは、英語の音声を聞いた後に日本語に訳して答えを選びます。つまり単語を見て和訳ができても、聞いて和訳ができなければ意味がありません
リスニング対策のためにも、必ず音声付きの教材を選び、聞く練習を忘れないようにしましょう。
記憶定着を促進する5つのコツ
コツ1:自分の体験と関連付ける
自分の経験・感情を伴う記憶に置き換えることで、記憶に残りやすくなります。
例:「challenge(挑戦)」→「転職活動で新しいchallenge に取り組んだ時の気持ち」
コツ2:語源や成り立ちを理解する
語源、背景的な意味、身近な例を考えてみることで、丸暗記ではない深い理解につながります。
例:「transport(輸送)」→「trans(横切って)+ port(運ぶ)」
コツ3:五感を活用した学習
目や耳、手・口など違う器官との組み合わせで記憶力は高まります
– 視覚:単語カードやアプリ
– 聴覚:音声の繰り返し再生
– 触覚:手書きでの練習
– 運動感覚:歩きながらの学習
コツ4:好きな分野から始める
人は夢中になれるものほど記憶への定着度は高くなります。英単語を覚える際にも、好きなジャンルから覚えると吸収しやすくなります
ビジネス、旅行、スポーツなど、自分の興味のある分野の単語から始めてみましょう。
コツ5:規則正しい生活リズム
規則正しい生活で6時間以上の睡眠を取ることが記憶の定着には欠かせません。睡眠中に記憶が整理され、長期記憶に移行するからです。
よくある質問と解決法
Q1: 「単語を覚えてもすぐに忘れてしまいます」
A: これは自然な現象です。覚え方コツ1|覚えた単語はその日のうちに思い出すことを心がけ、前述の復習スケジュールに従って定期的に見直しましょう。
Q2: 「1日にどのくらい単語を覚えればよいですか?」
A: 1日8語を8週間で覚えれば、短期間でTOEIC500点を突破できるように設計されていますという参考もありますが、初心者の方は無理せず1日10-20語程度から始めることをおすすめします。
Q3: 「書いて覚える方法は効果的ですか?」
A: TOEICに限って言えば、書く能力は測定されないため優先度は低めです。時間に余裕がある場合の補助的な方法として活用しましょう。
Q4: 「どのタイミングで次のレベルに進めばよいですか?」
A: 現在の単語帳の80%以上が瞬時に和訳できるようになったら、次のレベルに進む目安です。
実際の成功事例
Aさん(会社員・28歳)の場合
初期スコア: 350点
目標スコア: 600点
学習期間: 6ヶ月
使用教材: 銀のフレーズ + mikanアプリ
学習方法:
– 通勤時間(往復1時間)を活用
– 1日20単語ペース
– 週末に復習テスト実施
結果: 6ヶ月後に620点を達成
「最初は覚えられなくて不安でしたが、復習スケジュールを守ることで確実に定着しました。スキマ時間の活用が成功の鍵でした」
Bさん(大学生・21歳)の場合
初期スコア: 480点
目標スコア: 700点
学習期間: 4ヶ月
使用教材: 金のフレーズ + 公式ボキャブラリーブック
学習方法:
– 朝の1時間を単語学習に充当
– 例文も含めた丁寧な学習
– 友人と一緒に進捗確認
結果: 4ヶ月後に720点を達成
「例文とセットで覚えることで、リーディングの理解力も向上しました。仲間と一緒に頑張ったのが継続できた理由です」
まとめ:継続こそが成功への道
いかがでしたか?TOEIC初心者でも挫折しない英単語の覚え方を7つのステップで詳しく解説してきました。
重要なポイントをもう一度まとめると:
1. 自分のレベルに合った教材選び
2. 100単語ずつのブロック学習
3. 視覚と聴覚の組み合わせ
4. 科学的な復習スケジュール
5. 例文とセットでの理解
6. スキマ時間の有効活用
7. 定期的な成果確認
最も大切なのは、完璧を求めすぎずに継続することです。英単語は試験直前に詰め込むよりも、日頃から継続して英単語にふれることを意識する方が、TOEICで点数を取るのに役立ちますよ!
今日から始められる3つのアクション
記事を読んだだけでは何も変わりません。今日から実践できる具体的なアクションを3つご提案します:
アクション1:教材を1つ選ぶ
今日中に書店やオンラインストアで、あなたのレベルに合った単語帳を1冊購入しましょう。迷ったら「銀のフレーズ」から始めることをおすすめします。
アクション2:学習スケジュールを作る
1週間の学習スケジュールを紙に書き出してみましょう。通勤時間、休憩時間、就寝前など、英単語学習に使える時間を見つけてください。
アクション3:初回の100単語に挑戦
今日の夜、または明日の朝に、最初の100単語にチャレンジしてみましょう。覚えられなくても大丈夫。まずは「始める」ことが大切です。
あなたの英語学習を心から応援しています。小さな一歩の積み重ねが、必ず大きな成果につながります。600点突破を目指して、一緒に頑張りましょう!
何か質問や不安があれば、いつでもコメント欄でお聞かせくださいね。あなたの成功を楽しみにしています。