こんにちは。シュンです。
英語を勉強しているけど、「ライティング」だけはどうしても苦手意識がある…そんな悩みを抱えていませんか?
「話すのは何となくできるけど、書くとなると何から手をつけていいか分からない」
「文法は覚えたつもりだけど、いざ文章を書こうとすると真っ白になってしまう」
「英語日記を始めようと思っても、3日坊主で終わってしまう」
実は、私も以前は同じような悩みを抱えていました。リーディングやリスニングは少しずつ上達しているのに、ライティングだけはなかなか上達しない…そんな状況が続いていたんです。
でも、ある方法を試してみたところ、英語ライティングが劇的に変わったんです!しかも、その方法はとてもシンプルで、英語初心者の方でも無理なく続けられるものでした。
今回は、そんな私の経験をもとに、英語ライティングを楽しく身につける究極の独学法をお伝えします。これを読めば、あなたもきっと「英語で書くって楽しい!」と思えるようになるはずです。
なぜ英語ライティングは難しく感じるのか?
まず、なぜ多くの人が英語ライティングを難しく感じるのか、その理由を整理してみましょう。
1. 日本語と英語の文章構造の違い
日本語と英語とでは、ライティングにおけるフォーマットおよび構造が異なるので、正しい型を覚える必要があります。
日本語では「起承転結」という文章構造に慣れているため、英語の論理的な構造に戸惑ってしまうことが多いんです。英語では結論を最初に述べる「結論→理由→具体例→結論」という構造が基本となります。
2. 書く練習が圧倒的に不足している
そもそもなぜライティングができないのでしょうか。その理由は3つ挙げられます。・とにかく書く練習が足りていない ・インプットができていない ・添削を受ける環境がない
学校での英語教育では、リーディングやリスニングに重点が置かれがちで、実際に英文を書く機会は限られています。そしてこの中でも「ライティング」が最も難しいとされているようです。
3. 完璧主義の落とし穴
多くの日本人学習者が陥りがちなのが「完璧な英文を書かなければ」という思い込みです。間違いを恐れるあまり、実際に書くことを避けてしまい、結果的に上達が遅くなってしまいます。
【ステップ1】基礎固め:文法と語彙の土台作り
英語ライティングを始める前に、まずは基礎となる文法と語彙の土台をしっかりと作りましょう。
中学英語の文法を完璧にマスターする
土台となる語彙や文法の知識が不足している状態でライティングの勉強に取り組んでも、書ける英文が限られてしまい、期待された効果は得にくいでしょう。
まずは中学レベルの文法を徹底的に復習しましょう。具体的には以下の文法項目を重点的に学習します:
– 基本5文型(SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC)
– 時制(現在形、過去形、未来形、現在完了形)
– 助動詞(can、will、must、should など)
– 受動態(be動詞 + 過去分詞)
– 不定詞・動名詞
– 関係代名詞(who、which、that など)
実用的な語彙を効率的に覚える
ライティングで使う語彙は、日常会話で使う語彙とは少し異なります。以下のような語彙を優先的に覚えましょう:
接続詞・副詞
– However(しかし)
– Therefore(したがって)
– In addition(さらに)
– On the other hand(一方で)
– For example(例えば)
表現を豊かにする動詞
– think → believe, consider, assume
– say → state, claim, argue
– show → demonstrate, indicate, reveal
文法チェックツールを活用する
無料版でできることは、基本的な文法ミス150個とスペリングのチェックのみですが、TOEFLやIELTS等のライティング、簡単な英文メールのチェックには十分に役立つアプリです。
現在では、Grammarlyなどの文法チェックツールが無料で利用できます。これらのツールを使って、自分の書いた英文の文法ミスを発見し、修正することで、正しい英語の感覚を身につけることができます。
【ステップ2】実践編:英語日記で書く習慣を身につける
基礎固めが完了したら、いよいよ実践的なライティング練習に入りましょう。最も効果的で続けやすい方法が「英語日記」です。
3行日記から始める
日記は他人が見るものではないため、基本的には自分の好きなように書いて問題ありません。ですが、それが難しくて始められないという方は、下記のような3行日記から始めてみてください。
最初は無理をせず、3行日記から始めましょう:
例:
– Today was sunny. (今日は晴れでした)
– I had lunch with my friend. (友達とランチを食べました)
– I felt happy. (嬉しかったです)
段階的に内容を充実させる
慣れてきたら、以下のようなテンプレートを使って内容を充実させていきます:
週末の振り返り日記
– What I did: 何をしたか
– How I felt: どう感じたか
– What I learned: 何を学んだか
– Plans for next week: 来週の予定
感情表現を豊かにする
– Happy → excited, delighted, thrilled
– Sad → disappointed, frustrated, upset
– Tired → exhausted, worn out, drained
書く内容のバリエーションを増やす
「英語日記」では、自分のことや、その日の出来事、印象に残ったことなどについて英語で書きます。
日記の内容を多様化することで、様々な表現方法を身につけることができます:
– 日常の出来事:通勤、食事、買い物など
– 感想・意見:映画、本、ニュースについて
– 将来の計画:旅行、転職、勉強など
– 学んだこと:英語学習、仕事、趣味など
【ステップ3】上達編:構造を意識した文章作成
英語日記に慣れてきたら、より構造的な文章を書く練習に移りましょう。
「結論→理由→具体例→結論」の構造をマスターする
この構成ルールに沿って書くことで、自分の主張を論理的に展開できるようになり、読み手に伝わりやすい文章になります。
英語の文章では、この構造が基本となります:
例:私の好きな季節について
1. 結論:I love autumn the most among all seasons.
2. 理由:There are several reasons why I prefer autumn.
3. 具体例:First, the weather is comfortable. Second, the leaves are beautiful. Third, I can enjoy delicious seasonal foods.
4. 結論:For these reasons, autumn is my favorite season.
パラグラフライティングの基本
各パラグラフ(段落)は、1つの主要なアイデアを持つようにします:
– トピックセンテンス:段落の主題を示す文
– サポートセンテンス:具体例や説明
– 結論センテンス:段落のまとめ
接続詞を効果的に使う
文章の流れを作るために、接続詞を適切に使いましょう:
順序を表す
– First, Second, Third
– Initially, Then, Finally
対比を表す
– However, On the other hand
– While, Although
追加を表す
– In addition, Moreover
– Furthermore, Also
効果的な学習ツールとリソース
無料で使える添削サービス
添削専門のネイティブ講師へ提出すると添削された文章が返却されます。添削後のメールを受けとり改善点を復習しましょう。
現在では、以下のような無料または低価格の添削サービスが利用できます:
– Lang-8:ネイティブスピーカーとの言語交換
– HelloTalk:チャット形式での添削
– Grammarly:AIによる文法チェック
おすすめの学習アプリ
「HiNative Trek」は、有料ですが毎日1回ビジネスに関する英作文の課題が届くので、ライティング学習の継続に役立ちます。
継続的な学習をサポートしてくれるアプリを活用しましょう:
– HiNative Trek:日刊の英作文課題
– Duolingo:ゲーム感覚で学習
– Grammarly Keyboard:スマホでの文法チェック
書き写し練習の重要性
これ、と決めたものを、ただただ書き写す!初心者のうちはこれだけでかなり勉強になるはずです。
良い英文を書き写すことで、自然な英語の文体を身につけることができます:
1. お気に入りの記事を選ぶ
2. 一段落ずつ書き写す
3. 15分後に暗記で再現する
4. 元の文章と比較する
実践的なライティング練習方法
ビジネスメール練習
ビジネスにおいて最初の挨拶メールでよく使うのが「Thanks for~(~をありがとうございます)」という表現です。
日常的に使えるビジネスメールの書き方を練習しましょう:
基本的な構造
– 件名:明確で簡潔に
– 挨拶:Dear Mr./Ms. + 名前
– 本文:要点を簡潔に
– 結び:Best regards, + 自分の名前
よく使う表現
– Thank you for your email.
– I am writing to inquire about…
– Please let me know if you need any further information.
– I look forward to hearing from you.
意見文・エッセイ練習
自分の意見を論理的に述べる練習も重要です:
トピック例
– Should people work from home?
– What is the best way to learn English?
– How can we protect the environment?
構成テンプレート
1. Introduction:問題提起と自分の立場
2. Body Paragraph 1:理由1と具体例
3. Body Paragraph 2:理由2と具体例
4. Conclusion:まとめと再主張
よくある間違いと対処法
文法の間違い
時制の一致
– 誤:Yesterday, I go to the park.
– 正:Yesterday, I went to the park.
単数・複数の一致
– 誤:I have many book.
– 正:I have many books.
語彙の間違い
コロケーション(語の組み合わせ)
– 誤:I made a mistake to choose that option.
– 正:I made a mistake in choosing that option.
前置詞の使い方
– 誤:I am interested about English.
– 正:I am interested in English.
文章構成の間違い
「Keep it simple, stupid」=KISSと教わりました。この教えは、英語ライティングだけでなく、学習やデザインの場などあらゆるところに使えますよ。
複雑な文章を書こうとして失敗するよりも、シンプルで明確な文章を心がけることが重要です。
モチベーションを維持する方法
小さな目標設定
大きな目標を設定すると挫折しやすいので、小さな目標から始めましょう:
– 1週間目:3行日記を毎日書く
– 2週間目:5行日記に挑戦
– 1か月目:週1回、意見文を書く
進歩を可視化する
英文を書いているときに、「これは英語でなんて書くんだろう?」といった疑問や「関係詞節を使った文がうまくできない」「この制が合っているか不安」などという悩みに気づくことがあるかもしれません。
自分の成長を記録することで、モチベーションを維持できます:
– 書いた文章数をカウント
– 新しく覚えた表現をリスト化
– 間違いのパターンを分析
コミュニティの活用
一人で学習を続けるのは大変なので、同じ目標を持つ仲間を見つけましょう:
– オンライン学習グループ
– 英語学習SNS
– 地域の英語サークル
AIツールを活用した現代的な学習法
最近では、AI技術を活用した英語学習ツールも充実しています。
ChatGPTでの添削依頼
AIチャットボットに以下のような指示を出すことで、効果的な添削を受けることができます:
「以下の英文を添削して、文法ミスや不自然な表現を指摘してください。また、より自然な表現があれば提案してください。」
AI翻訳ツールの正しい使い方
Google翻訳やDeepLなどのAI翻訳ツールは、以下のような使い方が効果的です:
1. 自分で英文を書く
2. AI翻訳で日本語に変換
3. 意味が正しく伝わるか確認
4. 必要に応じて修正
継続のコツと挫折しないための工夫
習慣化のテクニック
そしてやめないで続けること。たくさん勉強してはたくさん書くことを繰り返し、ライティング力をアップさせていきましょう。
継続は英語ライティング上達の最も重要な要素です:
21日間ルール
– 新しい習慣は21日間続けることで定着する
– 最初の21日間は特に意識的に継続する
時間と場所を固定する
– 毎日同じ時間に書く
– 決まった場所で書く
– 書くための環境を整える
挫折しそうになったときの対処法
完璧主義を手放す
– 間違いを恐れない
– 「下手でも書く」ことを重視
– 少しずつ上達すればOK
楽しさを重視する
– 好きなトピックで書く
– 友人との交換日記形式
– 将来の目標を思い出す
まとめ:あなたの英語ライティング成功への道筋
ここまで、英語ライティングを楽しく身につける方法について詳しく解説してきました。
重要なポイントをまとめると:
1. 基礎固め:中学英語の文法と実用的な語彙をマスター
2. 実践練習:3行日記から始めて段階的にレベルアップ
3. 構造理解:「結論→理由→具体例→結論」の英語らしい構造を習得
4. 継続:小さな目標設定と習慣化で挫折を防ぐ
5. 現代的ツール:AIツールや無料サービスを効果的に活用
英語ライティングは確かに難しいスキルですが、正しい方法で練習すれば必ず上達します。中学レベルの英文法や単語知識をしっかり身に付けたうえで、教科書の英文を書き写す、手帳や日記を英語でつけたりする、といった練習を重ねれば、ライティング力は着実に向上します。
また、ライティングスキルが向上することで、他の英語スキルも同時に向上することが期待できます。なぜなら、書くことで文法や語彙の知識が整理され、読解力や表現力も自然と身につくからです。
今すぐ始められる具体的なアクション
この記事を読んだだけでは何も変わりません。大切なのは、今すぐ行動を起こすことです。
明日から始められること:
1. 今日の出来事を3行で英語日記に書く
2. スマホにGrammarlyアプリをインストールする
3. 1週間の学習計画を立てる
4. 英語学習仲間を見つける
最初は短い文章でも構いません。大切なのは「書き始める」ことです。毎日少しずつでも続けることで、3か月後には今とは比べ物にならない英語ライティング力を身につけることができるでしょう。
英語ライティングは、あなたの英語力を飛躍的に向上させる最も効果的な学習方法の一つです。今日からでも遅くありません。ぜひ、この記事で紹介した方法を試してみてください。
あなたの英語ライティング成功を心から応援しています!
次のステップとして、ぜひ今日から3行日記を始めてみてください。そして、1週間後に自分の成長を振り返ってみましょう。きっと、英語で書くことの楽しさを実感できるはずです。