こんにちは。シュンです。
「英語を話せるようになりたいけど、何から始めればいいか分からない」
「昔、英語が苦手だったから、今更勉強しても遅いかも…」
「勉強法がたくさんありすぎて、どれを選べばいいのか迷う」
このような悩みをお持ちではありませんか?実は、僕も英語学習を始めた頃は、まったく同じ気持ちでした。
英語学習の情報があふれる現代だからこそ、多くの英語初心者の方が「選択肢が多すぎて決められない」という状況に陥っています。英語を学びたいと思っても、特に、英語初心者の方にとっては、勉強方法が多すぎて選べなかったり、続けられるか不安で最初の一歩を踏み出す勇気が出なかったりすることもあるかもしれません。
でも、安心してください。英語習得に必要なのは、高額な教材や特別な才能ではありません。大切なのは「継続する力」と「適切な学習方法」を見つけることです。
今回は、英語初心者の方が迷わず、着実にステップアップできる具体的な学習法を7つのポイントに絞ってお伝えします。実際に僕自身も実践し、多くの生徒さんが成果を出してきた方法ばかりです。
ぜひ最後まで読んで、あなたの英語学習の第一歩を踏み出してみてくださいね。
なぜ多くの英語初心者が挫折してしまうのか?
まず、英語学習で挫折してしまう理由を理解しておきましょう。これを知ることで、同じ失敗を避けることができます。
1. 目標が曖昧すぎる
「英語を話せるようになりたい」という漠然とした目標では、何をどこまで勉強すればいいのかが分からず、モチベーションが続きません。
2. 基礎を飛ばして応用から始める
映画やドラマで英語を学ぼうとしたり、いきなり英会話スクールに通ったりする方がいますが、英語初心者の方が一度に映画やドラマなどの長い音声を英語で聞き取ることは難しいですよね。基礎ができていない状態では、効果的な学習になりません。
3. 完璧主義になりすぎる
「間違えたらどうしよう」「発音が下手だから恥ずかしい」といった気持ちが強すぎて、実践する機会を避けてしまうパターンです。
4. 継続できない学習スタイル
英語学習を毎日の習慣にするには平均2〜3ヵ月、長ければ6ヵ月ほどかかります。短期間で結果を求めすぎたり、無理な学習計画を立ててしまったりすると、続けることが困難になります。
これらの問題を解決するためには、段階的で現実的なアプローチが必要です。次からは、具体的な解決策をお伝えしていきます。
英語初心者が最初に身につけるべきは「中学英語の基本文法」
英語学習で最も重要な土台となるのが、中学英語の基本文法です。中学レベルの英語をマスターできれば、日常的な英会話ができると言われるほど、英語の基礎として重要な役割を果たしています。
なぜ中学英語が重要なのか?
中学英語の文法は、英語を話したり使ったりするときの基本ルールです。たとえば、交通ルールを知らずに運転はできません。それと同じで、基本の文法を知らなければ、英語力を伸ばすことは非常に難しくなるのです。
また、文法の基礎がしっかりできていれば、英会話は数をこなせば必ずできるようになりますが、文法をおろそかにしていると、いつまでたっても曖昧な表現で乗り切ることしかできません。
中学英語でカバーできる範囲
中学英語をマスターすることで、以下のような表現ができるようになります:
– 自己紹介や基本的な挨拶
– 日常生活の出来事を伝える
– 簡単な質問や相談
– 感情や意見を表現する
– 過去・現在・未来の話
これらは、英会話の80%以上を占める内容です。つまり、中学英語をしっかり身につけるだけで、日常的なコミュニケーションの大部分をカバーできるのです。
誰でもできる!7つの効果的な英語学習法
それでは、英語初心者の方が着実にステップアップできる7つの学習法をご紹介します。
1. 明確で具体的な目標設定
まず最初に行うべきは、明確で測定可能な目標を設定することです。
悪い例:
「英語を話せるようになりたい」
良い例:
「3ヶ月後に、英語で自己紹介と趣味について3分間話せるようになる」
具体的な目標を設定しましょう。例えば、日常会話ができるようになる、旅行で使える英語を身につける、TOEICで高得点を取るなど、自分の目的に合わせた目標を立てることで、学習の方向性が明確になります。
目標設定のコツ:
– 期限を決める(3ヶ月、6ヶ月など)
– 数値で測れるものにする(TOEIC○○点、英検○級など)
– 具体的な場面を想像する(海外旅行、職場での会話など)
2. 基本の5文型を完全マスター
英語には一見、無限に文の形があるかに思えますが、実際はどんな文も以下5パターンのどれかに分類されます。この5文型を理解することで、どんな複雑な英文も分解して理解できるようになります。
第1文型(SV):
主語 + 動詞
例:I run.(私は走る)
第2文型(SVC):
主語 + 動詞 + 補語
例:I am happy.(私は幸せです)
第3文型(SVO):
主語 + 動詞 + 目的語
例:I play soccer.(私はサッカーをします)
第4文型(SVOO):
主語 + 動詞 + 目的語 + 目的語
例:I give you a book.(私はあなたに本をあげます)
第5文型(SVOC):
主語 + 動詞 + 目的語 + 補語
例:I make you happy.(私はあなたを幸せにします)
3. 段階的な単語学習
単語学習では、無理をせず段階的に進めることが重要です。
学習順序:
1. 中学1年生レベル(約300語)
2. 中学2年生レベル(約600語)
3. 中学3年生レベル(約900語)
効果的な単語学習法:
– 1日10-15語を目標にする
– 音声を聞いて正しい発音を覚える
– 例文と一緒に覚える
– 定期的に復習する
英単語を覚える場合、声に出すだけよりも時間がかかるため、記憶するために重要な要素である「反復回数」が減りやすいからです。また書くだけでは、英単語の発音が思い出せない場合に「スペルは知っているけど、聞き取れないし、発音できない」という事態になってしまいます。
4. インプットとアウトプットのバランス
基礎を固めるための勉強ができてきたら、覚えた英語をアウトプットするように心がけましょう。ただ勉強しただけでは一時的に覚えていてもすぐに忘れてしまいます。
インプット学習:
– 文法書での学習
– 単語暗記
– リーディング
– リスニング
アウトプット学習:
– 英作文
– 音読
– シャドーイング
– 英会話練習
理想的な比率は、インプット6:アウトプット4程度です。
5. 短時間学習の習慣化
英語学習を習慣化できるかが最も重要になります。長時間の学習よりも、短時間でも毎日続けることの方が効果的です。
推奨学習時間:
– 初心者:1日30分~1時間
– 慣れてきたら:1日1時間~1時間30分
学習時間の分け方:
– 朝:15分(単語学習)
– 通勤時間:15分(リスニング)
– 夜:30分(文法・読解)
6. 音声学習の重視
数分程度であれば、繰り返し聞くことで「こういう内容を話しているんだ」と聞き取れるようになります。聞き取れるようになったら音声をまねして声に出すことで、正しい発音やフレーズを覚えられるようになります。
効果的な音声学習法:
1. まず内容を理解する
2. 音声を繰り返し聞く
3. 聞こえたとおりに発音する
4. スクリプトを見て確認する
5. 再度音声に合わせて発音する
7. 継続のための工夫
最後に、学習を継続するための具体的な工夫をご紹介します。
継続のコツ:
– 学習記録をつける
– 小さな成功を積み重ねる
– 完璧を求めすぎない
– 学習仲間を見つける
– 定期的に自分の成長を確認する
毎日学習を続けていれば、遅くとも半年過ぎた頃には、「前より英語が好きになっている」と実感するときが来るでしょう。
実践例:3ヶ月間の学習プラン
ここで、具体的な3ヶ月間の学習プランをご紹介します。このプランを参考に、あなた自身の生活スタイルに合わせて調整してみてください。
1ヶ月目:基礎固めの期間
目標:
– be動詞と一般動詞の違いを理解する
– 基本的な語順に慣れる
– 中学1年生レベルの単語300語を覚える
1日の学習内容:
– 朝(15分):単語学習(10語)
– 通勤時間(15分):基本例文の音読
– 夜(30分):文法学習(be動詞、一般動詞)
週末の活動:
– 1週間の復習
– 理解度チェック
– 次週の計画立て
2ヶ月目:応用力を養う期間
目標:
– 過去形・未来形を使えるようになる
– 疑問文・否定文を作れるようになる
– 中学2年生レベルの単語を追加で300語覚える
1日の学習内容:
– 朝(15分):新しい単語学習(10語)
– 通勤時間(15分):前日学習内容の復習
– 夜(45分):文法学習+簡単な英作文
新しい取り組み:
– 英語日記を始める(1日3文程度)
– 基本的な会話表現を覚える
3ヶ月目:実践力を身につける期間
目標:
– 自己紹介を英語でできるようになる
– 簡単な質問に答えられるようになる
– 中学3年生レベルの単語を追加で300語覚える
1日の学習内容:
– 朝(15分):単語復習+新規学習
– 通勤時間(15分):英語音声の聞き取り練習
– 夜(45分):総合的な練習(読む・書く・話す)
実践的な活動:
– オンライン英会話の体験レッスン
– 英語でのひとり言練習
– 英語学習アプリの活用
学習効果を最大化するための注意点
1. 完璧主義を捨てる
初心者のうちは、間違いを恐れがちですが、間違いは学習の一部です。覚えた英語を実際にノートに書いてみたり、口に出して発音したりすることで、知識が定着していきます。また、単語や文法を書き出すなどのアウトプットをすることでずっと気付かなかった間違いに気付けるケースもあります。
2. 母語との違いを理解する
英語の単語の並べ方(語順)は、日本語のそれとは全く異なる。だからこそ、日本人が英語を習得するには、文法の学習が重要なのだ。日本語と英語の根本的な違いを理解することで、学習効率が大幅に向上します。
3. 適切な教材選び
選択肢が多いがゆえに、どの勉強方法が最適なのか迷ってしまうというのも、英語初心者に多い悩みではないでしょうか。「とりあえず良さそうなものを片っ端からやってみよう」式の学習方法では長続きしませんし、効果も上がりません。
自分のレベルと目標に合った教材を選ぶことが重要です。
4. 定期的な振り返り
月に1回は、自分の学習進捗を振り返りましょう。何ができるようになったか、どこでつまずいているかを客観的に把握することで、学習方法を調整できます。
よくある質問とその回答
Q1: 年齢が高くても英語は身につきますか?
A: もちろんです!大人には論理的思考力があるため、体系的に学習すれば効率的に英語を習得できます。実際に、40代、50代から英語学習を始めて成功している方はたくさんいらっしゃいます。
Q2: 1日30分の学習で本当に効果はありますか?
A: はい、継続すれば必ず効果が現れます。重要なのは学習時間の長さではなく、継続性です。毎日少しずつでも積み重ねることで、確実にスキルアップしていきます。
Q3: 英会話スクールに通わなくても話せるようになりますか?
A: 基礎力を身につければ、独学でも十分に話せるようになります。ただし、実際に話す練習は必要なので、オンライン英会話や英語学習アプリを活用することをおすすめします。
Q4: どのくらいで効果を実感できますか?
A: 個人差はありますが、正しい方法で学習すれば1ヶ月程度で「以前より理解できるようになった」と感じられるはずです。3ヶ月継続すれば、明確な成長を実感できるでしょう。
まとめ:今日から始める英語学習の第一歩
英語初心者の方が効果的に学習を進めるためのポイントを整理すると:
1. 明確な目標設定:具体的で測定可能な目標を立てる
2. 基礎の徹底:中学英語の文法と単語をしっかり身につける
3. 段階的学習:無理をせず、一歩ずつ確実に進む
4. 継続の工夫:毎日少しずつでも続けられる仕組みを作る
5. 実践的活用:学んだことを実際に使ってみる
基本の文法を身につけるには、演習問題を解いて理解するのがオススメです。文法は、説明を読んだだけでわかったつもりになりやすいもの。しかし、本当に分かっているのかを確認するには、実際に問題を解いてみることが必要です。
英語学習は、確かに時間と努力が必要です。しかし、適切な方法で継続すれば、必ず結果がついてきます。完璧を求めすぎず、今日からできることから始めてみてください。
あなたの次のアクション:
1. 今日中に3ヶ月後の具体的な目標を書き出してみましょう
2. 明日の朝から15分の単語学習を始めてみましょう
3. 一週間後に、自分の学習記録を振り返ってみましょう
英語学習の道のりは長く感じるかもしれませんが、一歩ずつ着実に進んでいけば、必ず「あの時頑張って良かった」と思える日が来ます。
あなたの英語学習を心から応援しています。一緒に頑張りましょう!
何か分からないことがあれば、いつでもコメント欄で質問してくださいね。あなたの学習をサポートできるよう、具体的なアドバイスをお返しします。
今日から始める英語学習の第一歩、ぜひ踏み出してみてください!