こんにちは。シュンです。
「英語で話したいことはあるのに、いざ口に出そうとすると全然出てこない…」
そんな経験はありませんか?実は、英語の4技能において、スピーキングが一番難しいと回答した人は55.8%もいるんです。あなたが英語スピーキングに苦手意識を持っているなら、それは決して珍しいことではありません。
私も英語学習を始めた頃は、頭では理解できるのに口から英語が出てこない状況に何度も悩みました。「留学しないと話せるようにならないんじゃないか」「英会話スクールに通わないと無理なんじゃないか」と思っていたんです。
でも、そんなことはありません。実際に多くの人が独学で英語スピーキング力を身につけています。「留学しないと英語は話せない」とか「英会話学校に通わないと上達しない」と思っている方は多いと思います。しかし、実際は日本に居ながら英会話を独学で上達させる勉強法があります。
今回は、英語スピーキングを独学で身につけるための7つの実践ステップをご紹介します。段階的に進めることで、確実にスピーキング力が向上していきますよ。
なぜ日本人は英語スピーキングが苦手なのか?
まず最初に、なぜ多くの日本人がスピーキングに苦手意識を持っているのか理解しておきましょう。
1. 実際に話す機会が圧倒的に少ない
日本人の多くは英語の読み書きは得意でも、スピーキングは苦手と言われています。私たちは中学校で3年間、高校と大学を含めると計10年間は学校教育で英語を勉強してきていています。しかし、その間に実際に英語を「話す」機会は非常に限られていました。
2. 完璧主義の影響
日本人の特徴として、間違いを恐れる傾向があります。「文法が間違っているかもしれない」「発音が悪いかもしれない」という不安から、話すことを躊躇してしまうんです。
3. アウトプット中心の学習不足
従来の英語学習は、インプット(読む・聞く)中心でした。スピーキング力は主に2つの要素に分けられます。ひとつ目は「表現したいことを論理的かつ流暢に英語で話す力」、ふたつ目は「正しく英語で発音する力」です。日本人はどちらも苦手という傾向があります。
でも大丈夫です。これらの課題は、正しい方法で練習することで必ず克服できます。
【ステップ1】基礎固め:音読から始める
スピーキングの第一歩は、まず「音読」から始めることです。
なぜ音読が重要なのか?
音読は、英語の音に慣れる最も効果的な方法です。実際に声に出すことで、口の筋肉が英語の音を覚えていきます。
実践方法
1. 教材選び:中学レベルの英語教科書や、易しい英語の本を選びます
2. 毎日10分間:短時間でも継続することが大切です
3. 録音してチェック:スマホで録音して、自分の発音を客観的に聞いてみましょう
私が始めた頃は、中学1年生の教科書から始めました。「こんな簡単な文章でいいの?」と思うかもしれませんが、実際に音読してみると、スムーズに読めないことに気づくはずです。
【ステップ2】シャドーイングで発音とリズムを習得
音読に慣れてきたら、次はシャドーイングに挑戦しましょう。
シャドーイングとは?
音声を聞きながら、ほぼ同時に真似して話す練習法です。発音だけでなく、英語特有のリズムや抑揚も身につきます。
効果的なシャドーイング方法
1. まずは聞く:音声を2-3回聞いて、内容を理解します
2. 文字を見ながら:最初は文字を見ながらでOKです
3. 文字なしで挑戦:慣れてきたら文字を見ずに練習します
4. 録音比較:元の音声と自分の音声を比較して改善点を見つけます
おすすめの教材は、NHKのラジオ英会話やPodcastの英語番組です。毎日15分程度続けることで、3ヶ月後には明らかな変化を感じるはずです。
【ステップ3】独り言英語で思考回路を英語化
実際の会話の前に、まずは「独り言英語」で練習しましょう。
独り言英語の効果
– 思考を英語化:日本語で考えてから英語に翻訳する習慣を減らします
– プレッシャーなし:相手がいないので、間違いを恐れず練習できます
– 身近な表現を習得:日常生活で使う表現を自然に覚えられます
実践のコツ
1. 朝の準備時間:「I’m brushing my teeth」「I’m having breakfast」など
2. 通勤時間:「I’m going to work」「The train is crowded today」など
3. 家事の最中:「I’m washing dishes」「I need to clean the room」など
最初は単語だけでも構いません。「Coffee… delicious!」「Weather… nice!」といった簡単な表現から始めて、徐々に文章にしていきましょう。
【ステップ4】オンライン英会話で実践練習
独り言英語に慣れてきたら、いよいよ実際の会話に挑戦です。
オンライン英会話のメリット
– コストパフォーマンス:通学型に比べて格安
– 時間の自由度:24時間いつでも受講可能
– レベルに応じた講師選択:初心者向けの講師を選べます
効果的な活用方法
1. 準備をしっかり:話したい内容を事前に英語で考えておきます
2. 間違いを恐れない:完璧を求めず、とにかく話すことを優先します
3. 録音機能を活用:復習で自分の話し方をチェックします
私の経験では、週2-3回、1回25分のレッスンでも十分効果があります。大切なのは継続することです。
【ステップ5】英語学習アプリを活用した効率化
スマホを使って、いつでもどこでも気軽に学べる英語勉強アプリ。無料でもクオリティが高く、英語の独学におすすめです。現在は多くの優秀なアプリが登場しており、効率的な学習をサポートしてくれます。
おすすめアプリの活用法
1. スピーキング特化型アプリ:AI相手に会話練習ができます
2. 発音矯正アプリ:音声認識技術で発音をチェックしてくれます
3. フレーズ学習アプリ:日常会話でよく使う表現を覚えられます
効果的な使い方
– 通勤時間:電車内でリスニングやフレーズ学習
– 昼休み:短時間でスピーキング練習
– 寝る前:復習やシャドーイング
アプリは補助的なツールとして活用し、メインの学習と組み合わせることが重要です。
【ステップ6】実際の場面を想定した練習
スピーキング力を実用的なレベルまで上げるには、実際の場面を想定した練習が必要です。
場面設定の例
1. 自己紹介:「Nice to meet you. I’m…」
2. 道案内:「Go straight and turn right at…」
3. レストランでの注文:「I’d like to have…」
4. 会議での発言:「I think we should…」
5. 電話での応対:「Thank you for calling…」
練習方法
1. 場面を設定:具体的なシチュエーションを想像します
2. 台本作成:使いそうな表現を事前に準備します
3. ロールプレイ:一人で両役を演じて練習します
4. 録音チェック:自然な話し方になっているかチェックします
この練習を続けることで、実際の場面で慌てることなく英語が話せるようになります。
【ステップ7】継続的な自己評価と改善
最後に、継続的な成長のための自己評価方法をご紹介します。
定期的な録音チェック
月に1度、同じ内容で録音を取り、成長を確認しましょう。
– 発音の改善:クリアに聞こえるようになったか
– 流暢さの向上:詰まらずに話せるようになったか
– 語彙の増加:より多様な表現を使えるようになったか
目標設定の重要性
短期・中期・長期の目標を設定することで、モチベーションを維持できます。
短期目標(1ヶ月):
– 毎日10分の音読を続ける
– 週3回のシャドーイング練習
中期目標(3ヶ月):
– 5分間の自己紹介を流暢に話せる
– オンライン英会話で25分間会話を続ける
長期目標(1年):
– 日常会話で困らないレベルに達する
– 仕事で簡単な英語コミュニケーションができる
具体的な学習スケジュール例
実際にどのように学習を進めていけばよいか、具体的なスケジュールをご紹介します。
平日(45分間)
朝(15分)
– 音読練習(10分)
– 独り言英語(5分)
昼休み(15分)
– アプリでフレーズ学習(15分)
夜(15分)
– シャドーイング(10分)
– 録音チェック(5分)
休日(90分間)
午前(45分)
– オンライン英会話(25分)
– 復習・メモ整理(20分)
午後(45分)
– 場面設定練習(25分)
– 週間振り返り(20分)
このスケジュールは一例です。あなたのライフスタイルに合わせて調整してください。大切なのは毎日少しずつでも続けることです。
よくある挫折ポイントと対処法
独学でスピーキングを身につける過程で、多くの人が直面する挫折ポイントと、その対処法をご紹介します。
挫折ポイント1:成長が実感できない
対処法:
– 録音を定期的に取って、過去の自分と比較する
– 小さな目標を設定し、達成感を味わう
– 学習仲間を見つけて、お互いに励まし合う
挫折ポイント2:時間が確保できない
対処法:
– 1日10分からでも始める
– 通勤時間や待ち時間を活用する
– 完璧を求めず、「やらない日があってもOK」と考える
挫折ポイント3:モチベーションの維持が困難
対処法:
– 英語を話せるようになった後の自分をイメージする
– 好きな海外ドラマや映画を字幕なしで見ることを目標にする
– 小さな成功体験を積み重ねる
まとめ:あなたも必ず英語が話せるようになる
ここまで、英語スピーキングを独学で身につける7つのステップをご紹介してきました。
振り返り:
1. 音読で基礎固め
2. シャドーイングで発音とリズム習得
3. 独り言英語で思考回路を英語化
4. オンライン英会話で実践練習
5. アプリを活用した効率化
6. 実際の場面を想定した練習
7. 継続的な自己評価と改善
重要なのは、これらのステップを段階的に進めることです。いきなり全部を完璧にやろうとすると挫折してしまいます。まずは1つのステップから始めて、慣れてきたら次のステップに進んでください。
私自身、この方法で英語スピーキング力を身につけました。最初は中学レベルの文章すらスムーズに音読できませんでしたが、継続することで確実に上達しました。
あなたも必ず英語が話せるようになります。「難しそう」「時間がかかりそう」と思うかもしれませんが、今日から少しずつでも始めてみてください。
今日から始められる3つのアクション
この記事を読んで終わりにするのではなく、今日から実際にアクションを起こしてみましょう。
1. 音読用の教材を1つ選ぶ:中学英語の教科書や易しい英語の本を用意
2. スマホに録音アプリをインストール:練習の成果を記録するため
3. 毎日10分の学習時間を決める:朝起きた後、昼休み、寝る前など
小さな一歩から始めることで、必ず大きな成果につながります。
英語スピーキングの独学は決して簡単ではありませんが、正しい方法で継続すれば必ず身につきます。あなたの英語学習を心から応援しています。
一緒に頑張りましょう!